アメージングジャイアントの歴史

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 このカードを使いたいと思うでしょうか。はい、これ以上もないぐらいのゴミカードです。このカードが弱体化される前はとても強かったという話をしていきたいと思います。このカードが出たのは8弾エクストラパックでこのカードは元々3コスでした。しかしデメリットが注目された結果弱いだろうと思われていました。しかし蓋を開けてみるとこのカードは一躍環境の座をもぎ取りました。今回はその要因を紹介していきます。
 まず一つ目がこのカードによって相手が出して得をするカードが限られていたということです。アメージングジャイアントの効果で出したクリーチャーは効果を発揮しません。そしてゴッドや進化クリーチャーを出すことができません。ここから何が言えるかというと当時環境だったゲキメツなどのゴッドやアガピトスにより進化元を処理され続けきつい状況だった進化を基盤とするデッキ(ドリームメイトデッキやツヴァイランサーデッキなど)にとって一番場に出したいクリーチャーを出せず、出たとき効果を使いたいクリーチャーが引きずり出されるということです。一応場に出さないことを選択もできたのですが、その場合ノーコストで3マナトリプルブレイカーが鎮座することになります。
 2つ目にトリガービートとの組み合わせです。これまでトリガービートが環境に登ったことのないデュエプレですが、アメージングジャイアントデッキによって場に出されたクリーチャーは大体の場合殴っていかないとアメージングジャイアントにそのまま押し切られてしまいます。そこをトリガーたっぷりにしたことでカウンターをも狙っていくというわけです。
 そして最後に3つ目ですがこれが要因としては最も大きいですがこのカードとの相性の良さです。f:id:kaneimamoku:20210620210445j:plainアメージングジャイアントは元々3コスだったのでこのカードで出すことができました。それも条件次第でスピードアタッカーで飛んでくるわけです。4ターン目にスピードアタッカートリプルブレイカーが殴ってくるのはそりゃ強いです。しかもこのカードはアメージングジャイアントを探索できるので実質デッキに8枚アメージングジャイアントが入っているようなものです。つまりこのような一枚のカードに依存したデッキにしては格段の安定感を誇っていたわけです。前に僕が紹介したアギョウウンギョウトリガービートもアギョウウンギョウに頼り切っていますが、ゴッドシグナルという探索カードが入っているから成り立っているわけです。
 他に相性のいいカードにアルバトロスがあります。f:id:kaneimamoku:20210620211130j:plainこのカードが破壊されたときにアメージングジャイアントを蘇生できるというわけです。このカードは特にアガピトスのメタとして前紹介したガレックがよく使われるようになるとガレックも蘇生できてガレックと色の相性もいいアルバトロスはよくアメージングジャイアントと組み合わさりました。
 まだまだ続きますがそれはまた明日。ここまで読んでいただきありがとうございます。