アガピトスの歴史

f:id:kaneimamoku:20210620123403j:plain(この写真は弱体化後ですが当初は3コストまでの光のクリーチャーを出せました。)
 アガピトスが8弾のSRとして能力が判明したとき、アガピトスからわざわざ出したい強いクリーチャーがその時いなかったので弱いと思われていました。
 しかし同じ段でウルコスというクリーチャーが現れました。f:id:kaneimamoku:20210613174427j:plain
このクリーチャーは当初は種族が注目されパンダネルラ将軍のデッキに入っていました。しかし次第にアガピトスとの相性の良さが話題になります。このクリーチャーはアカピトスから出せるのはもちろん、1マナブーストできることでアガピトスを出せる6マナに直接でないにせよつなげることもでき、アガピトスから出すことで実質アカピトスがマナ加速の役割も果たせるようになったのです。そしてそのままゲキメツなどのフィニッシャーにつなげることができました。
 さらにアガピトスが注目されたのはフンヌーとの相性も大きいです。f:id:kaneimamoku:20210613175401j:plainアガピトスからフンヌーを出すことで相手を一体タップしそのままスピードアタッカーのフンヌーでアタックすることができます。つまりフンヌーよりパワーの低い相手を一方的に処理できるようになったのです。アガピトスはこの2体を使い分け、マナ加速したり相手を除去したり場合によってはフンヌーでアタックせずブロッカー2体を並べることもできるとても器用なクリーチャーとなりました。
 そしてアガピトスは特殊なイベントでも大活躍します。最初から10マナたまっている代わりに手札が2枚しかないルールであるスタートチャージ10です。このルールでは最初からマナが大量で大物がバンバン出てくるのでマナ加速のウルコスもアガピトスと組み合わせることでタップキルできるフンヌーもパワーライン的に活躍できません。しかも単体で出しても次の動きがありません。じゃあ何と組み合わされたかというとこの快癒の使徒リアスです。f:id:kaneimamoku:20210613180428j:plain
メタモーフとは7マナ以上溜まっているときのみ使える能力です。7マナ溜めてまでわざわざ使いたい能力でもなかったため普段使われることは全くありませんでした。しかしこのスタートチャージ10では最初から7マナ以上溜まっているため種族を考慮しなければアクア・ハルカスよりも強かったのでスタートチャージ10のルール下では手札が枯渇しがちなこともありとても強力でした。なにせ手札が最初2枚しかないので。そして何よりリアスはアガピトスから出すことができました。つまりアガピトスを出すと2体展開した上でドローすることができました。
 ここまでアガピトスの器用な立ち回りを紹介しましたが、この頃はまだ普通の強カードでした。本格的に強くなっていくのは次の弾からです。その話はまた次に回したいと思います。