アガピトスの歴史4
(このブログは3日前から続くシリーズの4作目です。ぜひ最初からお読みください)
さて、ここまでアガピトスの順風満帆な人生を語ってきましたが、そんなアガピトスにもついに制裁が下ります。アガピトスのデッキはドローをアクアンのみに頼ることも多く、比較的ハンデスに弱かったので大体のデッキにこのカードが入りました。
このカードは環境でよく見られたアガピトスなどのブロッカーを破壊しつつハンデスすることができるのでとてもよく使われていました。しかし9弾になるとスタン落ちしてガレックが使えなくなってしまいました。ガレックでさえ完璧に対策できていたわけではなかったのにこれではアガピトスは止まりません。
結果暴れまわったアガピトスへの制裁として出せるクリーチャーが光の3コスト以下から光の2コスト以下に変わりました。これによりアガピトスを出してもウルコスやアラゴナイトを出すことができなくなりました。ではアガピトスは使えなくなったか、そんなことはありません。
例えば、ブロッカーという点を活かすとヘブンズゲートはもちろん相性がいいですがサンゾンとも相性がいいです。サンゾンはブロッカーが場にいればどんどんパワーとブレイク数が上がっていきます。またアガピトスから以前紹介したムルムルはまだ出せるので、アガピトスからムルムルを出すことで一気に2体場に出した上にムルムル以外のパワーが上がり制圧力が上がります。またサンゾンもブロッカーなのでムルムルによりサンゾンのパワーを上げることでワールドブレイカーまで目指せます。
他にもサイバーロードのデッキとも相性がいいです。9弾により強化されたサイバーロード…ですがなかなか環境に姿を現しませんでした。しかしこの度のアガピトスなどの弱体化を受け前より活躍しやすくなりました。サイバーロードの強化についてはまた別の機会にお話しますが特にアガピトスから出せるこのクリーチャーはサイバーロードの進化元としてはかなり優秀でした。
そして…肝心のアガピトスを主軸としたコントロールはどうなったのかというと…アガピトスから出すのをエルカイオウに変えることで生き残りました。このカードはかなりパワーが高い上に多色クリーチャーとしてキング、クイーンアルカディアスの進化元となったりとある程度はウルコスやアラゴナイトの代用ができます。
こうして何にでもアガピトスが入る時代は終わりました。しかし依然として一体で行えることが多く、とても優秀なクリーチャーです。ということでこれにてアガピトスの歴史はひとまず幕を閉じたいと思います。次は番外編としてアガピトスと組み合わせて使われていたウルコスやアラゴナイトなどのクリーチャーの後日譚を書いていこうと思います。